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生成AIで1社ごとに提案物を作り分ける|デモ・動画・手紙で「自分向け」を伝える

公開 更新

大手企業の決裁者には、毎日のように営業の連絡が届きます。その中で目に留まるのは、自分の会社のために用意されたと一目で分かるものです。これまでは、1社ごとに資料や手紙を作る手間が、件数を増やすときの壁でした。

この記事は、生成AIを使って1社ごとに提案物を作り分ける方法を示します。

ポイント
生成AIで作り分けられるのは4つです。①「なぜあなたに、なぜ今か」の仮説(公開情報から会社ごとに)、②相手専用のデモ(相手のサイト情報を読み込ませた試作品)、③本人が話す動画(一度撮った動画をもとに会社ごとの呼びかけを差し替える)、④会社ごとの手紙の文面。どれも、相手が「自分向けだ」と感じることで反応が変わります。一方で、AIの調べた内容には誤りが混ざるため、根拠を残して人が確認し、個人の私的な情報は使いません。

作り分けられる4つのもの

作るもの

材料

使う場面

Why you / Why nowの仮説

IR資料、プレスリリース、採用情報、ニュース

電話の最初の一言、手紙の冒頭

相手専用のデモ

相手の公式サイトの情報

初回の商談、メールでの案内

本人が話す動画

一度撮った動画と、会社ごとの台本

メールや手紙からの誘導

会社ごとの手紙

仮説と事例

CxOレター、フォローの手紙

大手開拓で使われている例。

この記事の監修者

代表取締役

太田 大貴
株式会社ディーノ 代表取締役


新卒でSaaS企業に入社し、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスのManagerを経験。AIスタートアップの営業組織立ち上げではARRを1.8倍に、人材系スタートアップではIS組織の生産性改善により成約金額を140%に向上させた実績を持つ。株式会社ディーノ設立後は、営業組織の立ち上げ・型化から新規開拓の実行支援までを一気通貫で担当している。

関連リンク:note / X / YouTube

仮説づくり

公開情報から、会社ごとに「なぜ今あなたに連絡しているのか」の根拠を拾います。採用計画の変化、事業部の新設、業界で起きた事故や規制の変更などです。たとえば制度の変更に関わる商材なら、相手の業界に影響する改正のニュースを拾わせます。作り方の基本は「Why you / Why nowの作り方」で示しています。

相手専用のデモを初回に持っていく

製品の説明資料を見せるより、相手の会社の情報で動く試作品を見せるほうが、使う場面を想像してもらえます。相手の公式サイトの情報を読み込ませ、相手の業務に合わせた簡易な画面を作る、といった具合です。初回の商談からデモを持っていくことで、検討が一段進んだ状態から話を始められます。

本人が話す動画

メールや手紙の中に、送り手本人が相手の会社名を呼びかける短い動画を入れる方法もあります。一度撮った動画をもとに、会社ごとの呼びかけを差し替えて作ります。文字だけの連絡より、人が話している温度が伝わります。

注意すること

注意点

対策

AIの調べた内容の誤り

根拠(どの資料の、どの記載か)を残し、送る前に人が確認する

情報の古さ

日付を確認し、数年前の情報を前提にしない

個人情報

業務で公開された情報に限り、個人の私的な情報は使わない

やりすぎ

調べたことを並べすぎず、相手の関心に絞る

誤った前提で作った手紙やデモは、作らないより印象を悪くします。AIは下書きと候補出しに使い、最後は人が確かめるという分担を崩さないことが大切です。

件数より、1社の質

作り分けの手間が下がっても、送る相手を増やしすぎると、1社ごとの確認が雑になります。狙う会社を絞って電話と手紙で当たると、関心を持って話を聞いてくれる会社が出てきます。きっかけを作った後は、小さく始めて広げる提案に移ります。

よくある質問

Q. AIで作った手紙は相手に分かる?

定型の言い回しが並ぶと分かります。仮説と事例は会社ごとに変え、文面は人が読み直して整えます。

Q. デモを作る手間はどのくらい?

相手の公開情報から作る簡単な試作品なら、短時間で作れるようになっています。ただし、商談で見せる前に、相手の情報が正しく反映されているかを確認します。

Q. AIを使った大手開拓を外部に任せられる?

任せられます。ディーノの「オオテトル」は、AIでキーマンや当たる理由を調べたうえで、部署直通架電・手紙・LinkedInで大手企業の決裁者に当たり、電話と最終確認は人が担います。

まとめ

生成AIを使えば、仮説、デモ、動画、手紙を1社ごとに作り分けられます。大手の決裁者に「自分向けだ」と伝わる連絡は、それだけで他の営業と区別されます。一方で、AIの誤りと情報の古さには必ず人の確認を入れ、送る相手を絞って1社の質を守ることが、作り分けを成果につなげる条件です。

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