大手開拓のKPIと数値目安|商談化率・案件化率・受注までの期間
大手開拓を始めると、社内から「何件かけて何件取れたのか」と聞かれます。ところが中小企業向けの営業と同じ指標で見ると、件数が少なく見え、成果が出る前に止める判断になりがちです。
この記事は、大手開拓で追うべきKPIと数値の目安を、ディーノの支援現場の実測値から示します。
ポイント大手開拓のKPIは3段階で見ます。①対象企業に対する商談化率(郵送物とフォローコールの組み合わせで10〜15%、電話のみや郵送物が響きにくい業種では5%未満が目安)、②商談からの案件化率(10商談のうち3〜4件が3〜6ヶ月以内の検討に進む)、③受注率(10商談で1件程度、3〜6ヶ月)。部長職以上との商談の獲得コストは、1件4〜5万円程度が出発点の目安です。最初の1ヶ月は商談化率、2〜3ヶ月目は有効商談数、それ以降は案件化と受注で評価します。
大手開拓の数値目安
指標 | 目安 | 条件 |
|---|---|---|
対象企業に対する商談化率 | 10〜15% | 郵送物とフォローコールを組み合わせた場合 |
同上 | 5%未満 | 電話のみ、または郵送物が響きにくい業種 |
商談からの案件化率 | 30〜40% | 3〜6ヶ月以内に検討に進む割合 |
商談からの受注率 | 10%程度 | 受注まで3〜6ヶ月 |
1商談の獲得コスト | 4〜5万円程度 | 部長職以上が相手の場合の出発点 |
ディーノの支援現場での実測と見立てに基づく目安。商材の強さ、競合の数、ブランドの認知、時流によって大きく変わる。
目標から逆算する
年間4件の受注が目標で、受注率が10%なら、必要な商談は40件です。郵送物とフォローコールで対象企業の12%が商談になるとすれば、必要な対象企業はおよそ330社になります。
この逆算をすると、ターゲットリストが何社必要か、何ヶ月かかるか、費用がどのくらいかが先に見えます。社内で予算を通すときも、この計算があるかどうかで説明の通りやすさが変わります。
時期ごとに見る指標を変える
最初の1ヶ月は、対象企業に届いたか、どんな理由で断られたかを見ます。2〜3ヶ月目は、事前に定義した有効商談が何件取れたかを見ます。4ヶ月目以降は、案件化と受注を見ます。
始めた直後に受注数で判断すると、大手開拓はほぼ確実に「効果なし」と判断されます。受注までの期間が長いためです。
数値を左右する要因
同じやり方でも、数値は商材によって大きく変わります。左右するのは、商材の強さ、競合の数、ブランドの認知、顧客がいま困っているかどうか、語れる事例があるかどうかです。
特に事例の有無は、商談化率に直接効きます。同じ業界の事例がなくても、近い課題を解いた事例を言えるかどうかで、相手の反応が変わります。
断られた理由を記録する
数値と同じくらい重要なのが、断られた理由の記録です。いつ、誰に、どの手段で当たり、どういう理由で断られたのか。これが溜まると、トークや手紙の文面、ターゲットの条件の見直しに使えます。
よくある質問
Q. 大手企業へのテレアポのアポ率はどのくらい?
代表電話へのテレアポ一本では、対象企業の5%に届かないことが多くあります。部署直通番号と手紙を組み合わせると、10〜15%程度まで上がる目安です。
Q. 1件の商談にいくらまでかけていい?
商談からの受注率と、1受注あたりの粗利から逆算します。受注率10%で1受注あたりの粗利が300万円なら、1商談あたり30万円までが損益分岐です。計算の方法は「大手開拓を外注する費用」で示しています。
Q. どのくらいの期間で続けるかを判断すべき?
まず300件程度、1ヶ月で反応を見て、商談が取れる見込みがあるかを判断します。続ける場合は3ヶ月単位で有効商談数を評価します。
Q. 自社の商材での数値を、本格的に始める前に知る方法は?
小さく実測します。ディーノの「オオテトル」は、300件のテストアプローチで接触率・商談化率をチャネル別に実測し、本契約に進んだ場合に想定される月次の有効商談数を算出します。目安ではなく、自社の商材での実測値から計画を立てられます。
まとめ
大手開拓のKPIは、対象企業に対する商談化率、案件化率、受注率の3段階で見ます。目標の受注数から必要な対象企業数を逆算し、時期ごとに見る指標を変えることで、成果が出る前に止める判断を防げます。
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株式会社ディーノの「オオテトル」は、大手企業の新規開拓に特化した営業代行です。部署直通架電・手紙(CxOレター)・LinkedInの3チャネルで決裁者に直接接触し、部署・役職・商談内容で定義した有効商談の件数を保証し、件数単位の課金はしません。まずは300件のテストアプローチ(1ヶ月・10万円・税別)で、自社の商材が大手に届くかを実測できます。
