アポの打診は「日付+時刻の2択」で|電話で日程を決める言い方と形式

電話で担当者と話が盛り上がったのに、日程の話になった途端「では、また改めて」と流れてしまう。メールで「ご都合のよい日時をお知らせください」と送ったまま、返信が来ない。アポが取れそうで取れない原因は、日程の打診の仕方にあることが少なくありません。
この記事では、ディーノがアポインターの研修で教えている日程の打診の型と、支援案件の打ち合わせで確認した「受けてもらいやすい形式」をまとめます。電話での言い方、オンラインと訪問の使い分け、メールでの打診、アポ後の連絡まで、順に説明します。
ポイント
アポの打診は、「明日〇日の10時か、明後日〇日の15時でしたら、どちらがよろしいですか?」のように、日付と時刻をセットにした2択で、できるだけ直近の平日を出します。「来週あたりいかがですか」と聞くと断られやすくなります。相手に「会うかどうか」ではなく「どちらにするか」を考えてもらうのがポイントです。初回の形式は「オンライン30分」か「訪問60分」が受けてもらいやすく、オンライン60分は断られることが多くなります。話が盛り上がったその場で確定させ、前日〜2日前のリマインドでドタキャンを防ぎます。
アポの打診は「日付+時刻」の2択で出す
ディーノの研修資料「トークの基礎」では、日程の打診を次の形にしています。
「明日〇日の10時か、明後日〇日の15時でしたら、どちらがご都合よろしいですか?」
この言い方には、3つの工夫があります。
工夫 | 理由 |
|---|---|
日付と時刻をセットで出す | 相手がそのままカレンダーを見て、空いているかを確かめられる |
2択にする | 「会うかどうか」ではなく「どちらにするか」を考えてもらえる |
できるだけ直近の平日にする | 先の予定ほど「また近くなったら」と保留にされやすい |
反対に、「来週あたりいかがですか?」「ご都合のよい日はありますか?」と聞くと、相手は「会うかどうか」から考え直すことになり、断られやすくなります。日付と時刻がはっきりしていれば、相手は手元のカレンダーを開いて空きを確かめるところから考えてくれます。
2択の前に「会う負担」を軽くする
日程を出す前に、相手が会うことの負担を軽くしておくと、打診が通りやすくなります。ディーノが採用支援の商材の架電で使った、担当者に会ってもらうための4点セットは次のとおりです。
- 売り込みではないこと
- 30分だけであること
- 合わなければ途中で切ってもらってよいこと
- 日程は2択で出すこと
「30分だけ」「途中で切ってOK」と先に伝えることで、相手は気軽に日程を選べます。
この記事の監修者
初回は「オンライン30分」か「訪問60分」
支援案件の打ち合わせ(2026年10月)では、初回の商談の形式について次のような整理をしました。
形式 | 受けてもらいやすさ |
|---|---|
オンライン30分 | 受けてもらいやすい |
訪問60分 | 受けてもらいやすい |
オンライン60分 | 断られることが多い |
オンラインなら短く、訪問なら時間をとる、という組み合わせが受け入れられやすいということです。オンラインで60分は、相手にとって「画面の前で1時間」という負担が重く感じられます。
また、事業責任者クラスが訪問する形にすると、相手が上の役職の方や年配の方である場合に、承諾してもらえる割合が大きく上がりました。相手の役職に合わせて、こちらから出る人と形式を選ぶのも打診の一部です。
訪問アポは件数と配置も決めておく
訪問の場合は、営業側の動ける範囲も考えて打診します。先ほどの打ち合わせでは、訪問アポは週1〜2件に分散させる方針にしました。地方の訪問前提の商材の案件(2026年9月)では、訪問は1日最大3件(朝・昼・夕)を上限にしています。アポインターがこの上限を知らないまま枠を出すと、後から日程を組み直すことになります。
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盛り上がったその場で確定させる
電話で話が盛り上がったら、その場で2枠を出して確定させます。「では詳しい資料をお送りして、改めて日程を」と後回しにすると、熱が冷めて決まらなくなります。
特に、営業担当者が後から日程を調整し直す形は避けます。地方の訪問前提の商材の案件では、架電の時点で訪問日時まで決めることにしました。後から営業が日程を再調整すると、離脱する割合が上がったためです。
アポインターから営業担当に引き継ぐ場合は、次のようにします。
- 5営業日以上先の日程で枠を出す(営業側の準備期間をとる)
- 第1希望と第2希望をもらっておく
- 訪問の場合は、週あたり・1日あたりの上限を超えていないか確認する
アポ獲得時に聞いておくべき内容は「アポ獲得時のヒアリング項目」で解説しています。
メールやフォームで打診するときは日程調整URLを付ける
電話ではなく、メールや問い合わせフォームで打診する場合もあります。ディーノがフォーム営業の文面をテストしたところ、本文で「ご都合のよい日時をご返信ください」とお願いする形は決まりにくい結果でした。決まりやすかったのは、「30分ほど」と所要時間を明記したうえで、日程調整ツールのURLを付ける形です。
日程調整ツールを設定するときは、前後の予定に余裕を持たせておくと運用が楽になります。ある例では、45分の枠に前後15分ずつのバッファをとる設定にしました。
フォーム営業の文面の見直しについては「フォーム営業で成果が出ない3つの原因」もご覧ください。
アポ後の連絡でドタキャンを防ぐ
日程が決まった後の連絡も、打診の続きです。ディーノでは、アポ後の連絡を次の3パターンで用意しています。
連絡 | 内容 |
|---|---|
リマインド | 開催の前日〜2日前に、日時と参加方法を再送する |
資料送付 | 当日の話に関係する資料を事前に送る |
問い合わせ案内 | 日程変更や質問の連絡先を伝える |
特に、開催の前日〜2日前のリマインドは欠かさないようにしています。相手の予定が変わっていても、事前に分かれば日程を組み直せるので、ドタキャンを防げます。
よくある質問
Q. 2択を出して、どちらも都合が悪いと言われたら?
A. 「では、〇日の午前か午後でしたら、どちらが空いていますか?」のように、もう一度2択で出し直します。「ご都合のよい日は?」と相手に委ねると、そこで話が止まりやすくなります。
Q. 訪問とオンライン、どっちを提案すべきですか?
A. 相手の役職と、こちらから出られる人で決めます。事業責任者クラスが訪問できるなら、上の役職の方には訪問60分が受け入れられやすくなります。そうでなければ、オンライン30分を提案するのが無難です。オンライン60分は避けたほうがよいと考えています。
Q. 直近すぎる日程を出すと、かえって断られませんか?
A. 予定が埋まっていれば相手がそう言ってくれるので、次の2択を出せば問題ありません。先の日程ほど「近くなったら」と保留にされやすいため、直近から出すのが基本です。ただし、営業担当に引き継ぐ場合は準備のために5営業日以上先にします。
まとめ
アポの打診は、日付と時刻をセットにした2択で、直近の平日から出します。「来週あたり」と聞くと、相手は会うかどうかから考え直してしまいます。初回はオンライン30分か訪問60分が受けてもらいやすく、オンライン60分は避けます。話が盛り上がったその場で確定させ、メールでは所要時間を書いて日程調整URLを付けます。決まった後は、前日〜2日前のリマインドでドタキャンを防いでください。
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