法人テレアポがつながる時間帯は午前|架電データで見る時間帯別の会話率

「法人へのテレアポは、何時にかければつながるのか」。架電の計画を立てるとき、最初に気になるのが時間帯です。同じリストでも、かける時間を変えるだけで話せる件数が変わるなら、すぐに試したいところです。
この記事では、ディーノが支援した案件の時間帯別の会話率をもとに、法人テレアポがつながりやすい時間帯を紹介します。あわせて、時間帯だけを変えても成果が出ないときに見直すべき点(オファーの重さ、時期、不在時のかけ直し方)も説明します。
ポイント
ディーノが支援したある案件(約600架電)では、時間帯別の会話率は9時台が約68%ともっとも高く、13時台は約52%まで下がりました。法人テレアポは午前中に寄せるのが基本です。昼の12時台〜昼過ぎ、17時以降はつながりにくくなります。ただし、つながっても申し込みや商談にならないときは、時間帯よりオファーの重さや時期が原因のことがあります。時間帯の数字は業種や部署で変わるので、自社の架電ログで時間帯別の会話率を出して確かめてください。
法人テレアポがつながる時間帯は午前中
ディーノが支援した、イベント集客のための架電(約600架電)の時間帯別の会話率です。会話率は「人と話せた割合」で、受付との会話も含みます。
時間帯 | 会話率 |
|---|---|
9時台 | 約68% |
10時台 | 約65% |
11時台 | 約64% |
13時台 | 約52% |
14時台 | 約54% |
午前の3つの時間帯はいずれも6割台で、午後に入ると5割台に下がっています。9時台と13時台では、約17ポイントの差がありました。
この案件の振り返りの録音でも、「午前中がもっともつながりやすく、12時台から昼過ぎ、それに17時以降は下がる」という傾向が確認されています。昼休みの前後は席を外している人が多く、夕方以降は会議や退勤で不在が増えるためと考えられます。
時間帯ごとの架電の組み立て方
この傾向をふまえると、1日の架電は次のように組み立てるのが基本です。
時間帯 | おすすめの使い方 |
|---|---|
9時〜12時 | 新規の架電、担当者を呼び出したい先を集中させる |
12時台〜昼過ぎ | 架電の数を減らし、リスト整理や記録、メール送付にあてる |
13時〜16時台 | 午前に不在だった先へのかけ直し、戻り時間を聞いた先への再架電 |
17時以降 | 新規の架電は控えめにし、翌日の準備にあてる |
大手企業の担当部署を狙う架電では、そもそも担当者まで届くことが一番の壁になりがちです。届く可能性が高い時間に、担当者を呼び出したい先を集めることが大切です。担当者への到達率の考え方は「テレアポのアポ率の平均と分解」で説明しています。
この記事の監修者
つながっても成果が出ないときはオファーの重さを見る
時間帯を午前に寄せて会話率が上がっても、成果が出ないことがあります。先ほどのイベント集客の案件でも、当初は申し込みが0件でした。
原因を分析すると、時間帯の問題ではなく、2つの要素が重なっていました。
- オファーが重かった:平日の午後に、会場まで足を運んで参加してもらう形だった
- リードタイムが短かった:開催まで約2週間しかなく、予定を空けてもらうのが難しかった
そこで、オファーを「30分のオンライン個別相談」に軽くしました。電話はつながっているのに結果が出ないときは、相手にとっての負担(時間、移動、日程の近さ)を見直す必要があります。法人テレアポの成果は、「いつかけるか」と「何をお願いするか」の両方で決まります。
アポの打診のときの時間の長さや形式の考え方は「アポの日程打診の仕方」、勉強会や交流会への集客の進め方は「大手企業の担当者を勉強会・交流会に集客する方法」で解説しています。
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繁忙期は時期をずらして架電する
時間帯と同じように、つながりやすさは「時期」でも変わります。ディーノが振り返った地方の業界特化のテレアポ案件では、相手の業界の繁忙期に接続率が下がりました。こうした場合は無理にかけ続けず、時期をずらして再架電します。
業界によっては年末が繁忙期にあたります。ある案件では、年末を避けて翌年の2〜3月から架電を始める判断をしました。相手が忙しい時期にかけても、つながらないうえに印象を悪くしかねません。架電を始める前に、相手の業界の繁忙期を確認しておくと無駄がありません。
不在のときは戻り時間を聞いてかけ直す
「担当者は外出中です」「席を外しています」と言われたときの対応も、つながる時間をつかむ大事な機会です。ディーノでは次のように対応します。
- 担当者の戻り時間を聞く
- 担当者の名前を聞く
- 聞いた時間に、こちらからかけ直す
折り返しの電話はお願いしません。折り返しを待つ形にすると、次にいつ話せるかを相手任せにしてしまい、こちらで架電の予定を組めなくなるからです。戻り時間が分かれば、その先にとって「つながる時間帯」が分かったことになります。
不在時の一言の例
「あっ、そうなんですね。何時ごろお戻りになりますか?……ありがとうございます。それでは15時ごろに改めてお電話します。ご担当の方のお名前だけ伺ってもよろしいですか?」
再架電の回数や間隔は「テレアポの再架電:何回・いつかけ直すか」で詳しく説明しています。
自社のログで時間帯別の会話率を出して確かめる
ここで紹介した数字は、1つの案件のデータです。業種や相手の部署によって、つながりやすい時間帯は変わります。たとえば、現場に出ていることが多い部署と、一日デスクにいる部署では傾向が違って当然です。
自社で確かめるには、架電ログに次の項目を残しておきます。
- 架電した日時(時間帯が分かる形で)
- 結果(不在/受付で終了/担当者と会話/アポ)
- 担当者の戻り時間(聞けた場合)
- 相手の業種・部署
1〜2週間分たまれば、時間帯別の会話率を出せます。その結果をもとに、自社の「つながる時間帯」に架電を寄せてください。ログの項目の作り方は「テレアポ管理表(架電ログ)の作り方」、分析の仕方は「架電データの分析方法」が参考になります。
よくある質問
Q. 月曜日の朝や金曜日の夕方は避けたほうがよいですか?
A. 曜日別のデータはこの記事の案件では取っていないため、一概には言えません。曜日による違いも、自社の架電ログで曜日別の会話率を出して確かめるのが確実です。
Q. 昼休みの時間帯はまったくかけないほうがよいですか?
A. まったくかけないというより、優先度を下げるのがよいと考えています。昼過ぎはつながりにくくなるので、担当者を呼び出したい大事な先は午前に回し、昼の時間はリスト整理や記録にあてると効率的です。
Q. 時間帯を変えても会話率が上がりません。
A. 番号の種類を確認してください。代表電話にかけている場合、時間帯にかかわらず受付で止まりやすくなります。部署直通番号を使うと状況が変わることがあります。詳しくは「部署直通番号とは」をご覧ください。
まとめ
法人テレアポは、午前中がもっともつながりやすい時間帯です。ある支援案件では9時台の会話率が約68%で、13時台は約52%でした。昼過ぎと17時以降はつながりにくくなります。ただし、つながっても成果が出ないときは、オファーの重さやリードタイム、相手の繁忙期を見直してください。不在のときは戻り時間と名前を聞き、こちらからかけ直します。時間帯の傾向は業種や部署で変わるので、最後は自社のログで確かめることが大切です。
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