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ABM支援会社おすすめ10社|「戦略・データ・実行」のどこを任せるかで比較

ABMを始めようとして支援会社を探すと、コンサル会社、データベースの会社、営業代行の会社がまとめて「ABM支援」として出てきます。どれも同じABMを掲げていますが、任せられる範囲はまったく違います。

この記事では、ABM支援を打ち出している10社を、①戦略・伴走型 ②データ基盤型 ③実行支援型の3タイプに分けて並べました。

ポイント ABM支援会社は「戦略・伴走型」「データ基盤型」「実行支援型」の3タイプに分かれます。自社のABMが「戦略」「データ」「実行」のどこで止まっているかを先に決めると、選ぶべきタイプが絞れます。公式に料金の目安を出しているのは10社中3社でした。

この記事の前提

  • 掲載内容は、各社の公式サイトに書かれている情報だけです(2026年10月17日に確認)。
  • 公式サイトに記載がない項目は「公式に記載なし」としています。推測では埋めていません。
  • 本記事は弊社サービス(オオテトル)を含みます。掲載順は優劣ではありません。

ABM支援会社は3タイプに分かれる

ABMは「狙う企業を決める → 企業と人の情報を揃える → 接触して商談にする」の順に進みます。支援会社も、このどこを担うかで3タイプに分かれます。

  • 戦略・伴走型:ターゲット企業(Tier)の定義、KPI設計、アカウントプランづくり、営業とマーケの連携など、ABMの設計と定着を支援します。実際の接触(架電・手紙など)は自社で行う前提が多くなります。
  • データ基盤型:企業データベースの提供、社内の顧客データの名寄せ・統合、キーパーソンの特定など、ABMの土台になる情報を整えます。主な提供形態はツールです。
  • 実行支援型:ターゲット企業の決裁者への接触から商談獲得までを代行します。架電・手紙・LinkedInなど、どのチャネルで届けるかが会社ごとに違います。

10社の比較表

会社(サービス)

タイプ

主な支援範囲(公式記載)

大手の決裁者への届き方(公式記載)

料金の目安(公式掲載)

株式会社イノーバ(ABM導入・運用支援サービス)

戦略・伴走型

現状診断からパイロット実施まで段階的に導入支援。ワークショップで目標設定・アカウントプラン策定

公式に記載なし

公式に記載なし

株式会社ベーシック(ferretソリューション ABM支援)

戦略・伴走型

Tier定義・KPI設計・SFA/CRM整備から、業種別コンテンツ制作・MAシナリオ設計まで

公式に記載なし

資料で案内

シンフォニーマーケティング株式会社(ABMソリューション)

戦略・伴走型

ABMソリューション、ABMトレーニング、月例セミナー

公式に記載なし

公式に記載なし

株式会社リードファクトリー(BtoBマーケティングコンサルティング)

戦略・伴走型

エンタープライズ向けのABMとSMB向けのLBMの両方に対応。レビュー型と伴走支援型

公式に記載なし

資料で案内

ユーソナー株式会社(ユーソナー)

データ基盤型

1250万拠点の企業データベース「LBC」、顧客データの名寄せ・クレンジング、ホワイトスペースの可視化

公式に記載なし(データの提供)

公式に記載なし

Sales Retriever株式会社(Sales Retriever)

データ基盤型

大手企業開拓向けAIツール。組織図・部署連絡先・キーパーソンの特定、課題仮説・レター文面の生成

手紙・電話・メール・SNS・登壇・展示会を組み合わせた接点設計(別途、成果報酬型の代行あり)

月額20万円〜

株式会社ディーノ(オオテトル)

実行支援型

大手企業の決裁者への接触から有効商談の獲得まで

部署直通架電・手紙・LinkedInの3チャネル

テスト10万円(税別)→本契約 月額30万円〜(税別)

株式会社Emooove(ABM支援サービス)

実行支援型

ターゲット選定・人物単位のリスト作成・文面制作・マルチチャネル実行・追客・週次PDCA

LinkedIn・手紙・Facebook・X・コール・フォーム・メールの7チャネル

月額40万円〜

SALES ROBOTICS株式会社(ABM支援)

実行支援型

ターゲット選定・アプローチシナリオ作成・キーパーソンへのDM発送・商談設定・効果測定

郵送DM・コール・メール・セミナー

公式に記載なし

株式会社カタセル(カタセル)

実行支援型

ターゲット企業の抽出・キーマン特定・企業ごとのセールスレター制作

キーマンを特定したうえでのセールスレター(手紙)

資料で案内

この記事の監修者

代表取締役

太田 大貴
株式会社ディーノ 代表取締役


新卒でSaaS企業に入社し、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスのManagerを経験。AIスタートアップの営業組織立ち上げではARRを1.8倍に、人材系スタートアップではIS組織の生産性改善により成約金額を140%に向上させた実績を持つ。株式会社ディーノ設立後は、営業組織の立ち上げ・型化から新規開拓の実行支援までを一気通貫で担当している。

関連リンク:note / X / YouTube

各社の特徴

各社の紹介は「何に強いか」を最初の一文で書いています。

戦略・伴走型

株式会社イノーバ(ABM導入・運用支援サービス)

コンテンツマーケティングの知見をもとに、ABMの導入を段階的に進める支援です。

  • 準備状況の現状診断から、パイロットプロジェクトの実施まで段階的に進めると説明しています。
  • ワークショップで、目標設定・アカウントプラン策定・パーソナライズドキャンペーンの実行を扱います。
  • テンプレートやフレームワークの提供があり、メニューは状況に合わせてカスタマイズできるとしています。
  • 料金は公式に記載がありません。

株式会社ベーシック(ferretソリューション ABM支援)

ABMの基盤づくりから、コンテンツ制作・MA運用まで広く支援するサービスです。

  • 「ABM戦略の基盤構築支援」として、Tier(重要顧客)の定義、KPI設計、SFA/CRMの整備、競合施策の調査を挙げています。
  • 「施策実行支援」として、業種別のセールスコンテンツ制作、MAのシナリオ設計、展示会などで獲得したリードのナーチャリングを挙げています。
  • 対象として「エンタープライズ企業」や「特定業種」を狙いたい企業を想定しています。公表実績は「2,000社以上の導入実績」。
  • 料金は資料で案内する形です。

シンフォニーマーケティング株式会社(ABMソリューション)

ABMを全社の戦略として定着させるための、プログラムとトレーニングを提供する会社です。

  • メニューとして、ABMソリューション、ABMトレーニング、毎月開催のABMセミナーを挙げています。
  • 導入事例として、NTTドコモビジネス、日立アカデミー、ピュア・ストレージ・ジャパンの資料を紹介しています。
  • 対象はB2B企業で、同業者や広告代理店は対象外と明記しています。
  • 料金は公式に記載がありません。

株式会社リードファクトリー(BtoBマーケティングコンサルティング)

ABMとLBMを、ターゲットと事業モデルに合わせて使い分ける戦略支援です。

  • ABMは「エンタープライズ向け」、LBMは「SMB向け」と位置づけています。
  • プランは、施策へのフィードバックが中心の「レビュー型」と、週次の定例やプロジェクトマネジメントを含む「伴走支援型」。最低契約期間は3ヶ月からです。
  • 公表実績は「累計支援実績30社以上」。
  • 料金は資料で案内する形です。

データ基盤型

ユーソナー株式会社(ユーソナー)

国内の企業データベースを軸に、社内に散らばった顧客データを統合・名寄せするツールです。

  • 「日本最大級1250万拠点」の法人企業データベース「LBC」を搭載し、資本系列や本社・事業所の関係も把握できるとしています。
  • LBCを辞書として顧客データやリードデータをクレンジング・名寄せし、足りない項目を補完できます。
  • 顧客データと統合することで、まだ取引のない企業(ホワイトスペース)を可視化できると説明しています。
  • 料金は公式に記載がありません。

Sales Retriever株式会社(Sales Retriever)

大手企業の開拓に特化したAIツールで、企業・部署・人物のリサーチから初回の接点づくりまでを支援します。

  • 組織図・部署連絡先・キーパーソン(部署番号+バイネーム)の特定、企業・部署リサーチを挙げています。
  • 企業DB・IR・人事異動・ニュース・インタビュー記事などをもとに、課題仮説やレター・メール文面を生成するとしています。
  • 社内でリソースを確保できない場合向けに、成果報酬型で役職者との商談獲得を代行する「大手企業開拓支援BPO」も案内しています。
  • 料金:月額20万円〜(人数や利用量に応じて見積もり)。

実行支援型

株式会社ディーノ(オオテトル)

大手企業の新規開拓に特化し、300件のテストで実測してから有効商談数を保証する営業代行です。

  • 部署直通架電・役員宛の手紙・LinkedInを、1社ごとに順序と間隔を設計して組み合わせます。
  • 「有効商談」は企業規模・相手の役職・商談内容の3条件で事前に定義し、契約書に明記します。
  • 部署直通番号とキーマン情報は、自社データベース「Toppa AI」から使います。
  • 料金:テストアプローチ300件 100,000円(税別)→ 本契約 月額30万円〜(税別、保証する商談数に応じて見積もり)。

株式会社Emooove(ABM支援サービス)

7つのチャネルを組み合わせて、狙った企業の決裁者に接触する実行支援です。

  • 接触チャネルは、LinkedIn・手紙(CxOレター)・Facebook・X・コール・フォーム・メールの7つ。
  • 企業500万社・人物770万人のデータベースを持ち、2週間〜1ヶ月ごとに更新すると説明しています。
  • ターゲット選定、人物単位のリスト作成、文面制作、追客、週次のPDCAまでが月額に含まれるとしています。
  • 料金:月額40万円〜(ターゲット数・チャネル・物量によって変動)。

SALES ROBOTICS株式会社(ABM支援)

インサイドセールスの運用実績をもとに、ターゲット選定からキーパーソンへのDM・商談設定までを支援します。

  • 400万件の企業リストからABMの対象企業を抽出し、トークスクリプトとアプローチシナリオを作成します。
  • 従業員2,000名以上の企業の代表にDMを送付し、約5%で役職者との商談を獲得した実績を掲載しています。
  • 対象企業ごとに専任担当者を置き、条件を満たした企業を社内担当者へ引き継ぐ形です。公表実績は「1,000社以上」。
  • 料金は公式に記載がありません。

株式会社カタセル(カタセル)

キーマンを特定したうえで、企業ごとにカスタマイズしたセールスレター(手紙)で商談を獲得する支援です。

  • 約24,000社の大手・中堅企業のデータベースからターゲットを抽出し、リサーチ部隊がキーマンを特定するとしています。
  • 「ABMのコンセプトに基づき」と明記し、カスタマイズなしのレターと比べて約3倍の商談獲得率と説明しています。
  • 月間の商談獲得は平均5〜10件が多いと記載しています。
  • 料金は資料で案内する形です。

選び方:戦略・データ・実行のどこで止まっているかで決める

こんな状態なら

向いているタイプ

見るべきポイント

どの企業を狙うか、何をKPIにするかが決まっていない

戦略・伴走型

Tier定義・アカウントプランづくりまで支援範囲に入っているか

社内の顧客データが重複・不足していて、狙う企業を正しく抽出できない

データ基盤型

名寄せ・統合の精度、事業所や部署単位まで情報があるか

狙う企業は決まっているが、決裁者に届かない・商談にならない

実行支援型

受付を通らない接触手段があるか、成果の定義を契約で決められるか

まず小さく試して、自社に合うか確かめたい

実行支援型

テストやトライアルの規模・期間・費用が決まっているか

日本の大手を狙うときの確認点

日本の大手企業は、部署ごとに予算と決裁の流れが分かれています。企業単位のスコアだけでは、誰に何を伝えればよいかまで決まりません。依頼前に、次の3点まで落とし込めるかを確認してください。

  • 部署:商材を使う部署・予算を持つ部署を特定できるか
  • キーパーソン:決裁者・利用部門の担当者・購買部門のそれぞれを特定できるか
  • 接点の理由:「なぜ貴社か」「なぜ今か」を、その企業の公開情報から示せるか

接点の理由づくりは「Why You Why Nowとは?意味と例文10選|営業で刺さる「なぜ今」の作り方」で詳しく解説しています。

問い合わせ時に聞くべき3つの質問

比較表で埋まらなかった項目は、次の3つを全社に同じ形で聞くと横並びで比べられます。

  1. 「ABMのうち、御社が担うのは戦略・データ・実行のどこまでですか?」
  2. 「狙う企業の部署・キーパーソンまで特定できますか?その情報源は?」
  3. 「最初の1〜3ヶ月で、いくら払うと何が手元に残りますか(戦略資料・リスト・商談数など)?」

よくある質問

Q. ABM支援と営業代行は何が違いますか?

ABM支援は、狙う企業を絞り込んでから、企業ごとに設計したアプローチで関係をつくる取り組み全体を支援します。営業代行は、決められたリストへの接触や商談獲得を代わりに行うサービスです。ABMの「実行」部分を担う営業代行もあり、本記事ではそれを実行支援型として紹介しています。

Q. ABM支援の費用相場はどれくらいですか?

公式に目安を出している3社では、ツール型で月額20万円〜、実行支援型で月額30万〜40万円〜でした。戦略・伴走型は個別見積もりが中心です。対象企業数やチャネル数で金額が変わるため、上の3つの質問で同じ条件の見積もりを取り直してください。

Q. 自社でABMを始める場合は、何から手をつければよいですか?

最初に、狙う企業のリスト(ターゲットアカウント)を決めます。手順は「ABMの進め方|大手開拓で成果が出る5つの手順」にまとめています。

Q. この記事の情報はいつ時点ですか?

2026年10月17日に各社公式サイトで確認した内容です。料金・実績は変わることがあるため、依頼前に各社へ直接ご確認ください。

まとめ

  • ABM支援会社は「戦略・伴走型」「データ基盤型」「実行支援型」の3タイプに分かれます。
  • 自社のABMが「戦略」「データ」「実行」のどこで止まっているかを先に決めると、選ぶべきタイプが絞れます。
  • 公式に料金の目安を出しているのは、10社中3社でした(Sales Retriever、ディーノ、Emooove)。
  • 日本の大手を狙う場合は、部署・キーパーソン・接点の理由まで落とし込めるかを確認してください。

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出典(2026年10月17日確認)

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株式会社ディーノの「オオテトル」は、大手企業の新規開拓に特化した営業代行です。部署直通架電・手紙(CxOレター)・LinkedInの3チャネルで決裁者に直接接触し、部署・役職・商談内容で定義した有効商談の件数を保証し、件数単位の課金はしません。まずは300件のテストアプローチ(1ヶ月・10万円・税別)で、自社の商材が大手に届くかを実測できます。

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