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リプレース時期から逆算する大手開拓|更新周期を記録して確実に当てに行く

公開 更新

大手企業が使っている業務システムやツールは、一度導入すると数年は入れ替わりません。逆に言えば、数年に一度は必ず見直しの時期が来ます。その時期に声をかけられる会社と、時期を外して「今は間に合っています」と言われる会社の差は、ほとんどが準備の差です。

この記事は、相手の更新時期から逆算して大手開拓を進める方法を示します。

ポイント
業務システムやツールの見直しは、数年おきの周期で起きます。仮に4年周期なら、対象企業のおよそ4分の1ずつが毎年見直しの時期を迎えます。進め方は4つです。①最初の接点で、今使っているものと契約の更新時期を聞いて記録する、②公開情報から導入時期を推定する、③更新の1年前から情報提供で接点を持ち、半年前に提案の場をもらう、④担当者が代わっても経緯が分かるように残す。「今は間に合っている」は断りではなく、次の時期を聞く機会です。

更新周期は、確実に当てに行ける機会

公共の調達は公募の時期が公開されているため、時期に合わせて提案できます。民間企業は、それが外から見えません。だからこそ、更新の時期を自分で聞き、記録している会社が有利になります。

最初の商談で「いつ見直す予定か」を聞けていれば、それが2年後でも、その時期に合わせて確実に当てに行けます。

この記事の監修者

代表取締役

太田 大貴
株式会社ディーノ 代表取締役


新卒でSaaS企業に入社し、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスのManagerを経験。AIスタートアップの営業組織立ち上げではARRを1.8倍に、人材系スタートアップではIS組織の生産性改善により成約金額を140%に向上させた実績を持つ。株式会社ディーノ設立後は、営業組織の立ち上げ・型化から新規開拓の実行支援までを一気通貫で担当している。

関連リンク:note / X / YouTube

更新時期を聞き出す

断られたときや、他社のサービスを使っていると言われたときが、聞き出す機会です。

「今のサービスは、いつ頃から使われていますか」「次に見直されるのは、契約の更新のタイミングですか」と聞きます。あわせて、今のサービスに満足しているか、不満があるとすればどこかも聞いておくと、見直しの時期にどんな提案が刺さるかが分かります。断られたときの聞き方は「営業電話で断られたときの切り返し」で示しています。

公開情報から導入時期を推定する

情報源

分かること

導入事例・プレスリリース

どのサービスを、いつ導入したか

採用ページ・求人票

使っているツール、新しく立ち上げる体制

IR資料・中期経営計画

システム投資の方針、刷新の予定

業界のニュース

規制の変更、事故など見直しのきっかけ

推定は外れることもある。最終的には本人に確かめる。

外から利用状況を推定する方法は「導入しているツールから大手のターゲットを絞る」で示しています。

更新の1年前から動く

時期

やること

1年前

情報提供で接点を持つ(事例、業界の動き、勉強会の案内)

半年前

現状の課題を聞き、提案の場をもらう

3ヶ月前

比較検討の材料(費用、移行の手順、リスク)を渡す

更新時

一部門や一部機能での切り替えから提案する

見直しの検討は、更新の直前ではなく半年以上前に始まっていることが多い。

更新の直前に声をかけても、すでに比較検討が終わっていることがあります。半年以上前に、検討の土俵に乗っておくことが大切です。

担当交代に備える

大手では、数年のうちに担当者が代わります。更新時期を聞いた担当者が、更新のときにはいないことも珍しくありません。

公開情報で見つけた名前が古く、すでに異動していることもあります。その場合は「後任の方をご紹介いただけますか」と聞きます。前任から引き継いだ案件のように受け取られ、話を聞いてもらいやすくなります。こちら側でも、誰と、いつ、何を話したかを記録しておかないと、担当交代のたびに経緯が失われます。

よくある質問

Q. 更新時期は何年くらいが目安?

商材によって違います。業務システムは数年単位で見直されることが多く、ツールやサービスは1〜3年の契約更新が多くあります。目安に頼らず、相手に聞いた時期を記録します。

Q. 更新時期まで何もしなくていい?

何もしないと、更新の時期に思い出してもらえません。半年から1年に1回は、用件のある連絡で接点を保ちます。

Q. 更新時期はどう管理すればいい?

案件管理表に、今使っているサービス、更新時期、次の連絡予定を残します。管理の仕方は「大手開拓の案件管理表の作り方」で示しています。

Q. 更新時期を狙った開拓も外部に任せられる?

任せられます。ディーノの「オオテトル」は、部署直通架電・手紙・LinkedInで大手企業の決裁者に当たり、断られた理由まで全件開示します。「今は他社を使っている」と言われた会社を、次の時期の候補として自社に残せます。

まとめ

業務システムやツールの見直しは数年おきに必ず来ます。更新時期を聞いて記録し、公開情報で推定し、更新の1年前から接点を持ち、担当交代に備えて経緯を残す。更新周期から逆算することで、大手開拓は「当たるかどうか分からない営業」から「時期を狙って当てに行く営業」に変わります。

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