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対象企業が限られる市場の攻め方|全数アプローチで当たり切る

対象企業が限られる市場の攻め方|全数アプローチで当たり切る

特定の業態の本部、特定の地域の企業、業界団体の加盟企業。対象になる会社の数が限られる市場では、リストを使い切ると次がない、という不安から、同じ会社に何度も同じ当たり方をしてしまうことがあります。

この記事は、対象企業が限られる市場で、全数に当たり切る営業の設計を示します。

ポイント対象企業が数百社以内に限られる市場では、母集団を全数列挙し、1社ずつ当たり切る設計が有効です。手順は、①母集団を漏れなく列挙する、②会社ごとに部署と担当を特定する、③電話・手紙に加え、勉強会や情報交換会のような集まる場を作る、④当たった結果を記録し、断られた会社には時期と切り口を変えて当たり直す、の4つです。母集団が数百社の業界の支援では、全数に当たり切ることで、対象企業の4割強と商談できた例もあります。

有限の市場と大手開拓の共通点

対象が限られる市場は、1社ごとの重みが大きく、雑に当たると取り返しがつかないという点で、大手開拓と同じ性質を持ちます。数を打つ営業ではなく、1社ずつ深く当たる営業が必要です。

この記事の監修者

代表取締役

太田 大貴
株式会社ディーノ 代表取締役


株式会社ディーノ設立後は、営業組織の立ち上げ・型化から新規開拓の実行支援までを一気通貫で担当しており、AIスタートアップの営業組織立ち上げではARRを1.8倍に、人材系スタートアップではIS組織の生産性改善により商談単価を140%に向上させた実績を持つ。
趣味はゴルフとサッカー観戦。

関連リンク:note / X / YouTube

手順1|母集団を漏れなく列挙する

業界団体の名簿、許認可の一覧、業界紙、展示会の出展者一覧などから、対象になる会社を漏れなく列挙します。グループ会社は、本部で決裁する会社と、各社で決裁する会社を分けて整理します。

手順2|会社ごとに部署と担当を特定する

母集団が限られるため、1社ずつ担当部署と担当者を特定する手間をかけられます。電話で正しい部署と担当者を聞き出し、記録します。

手順3|集まる場を作る

対象企業が同じ業界に集まっている市場では、勉強会や情報交換会が強い手段になります。対象企業と、その取引先が合同で参加する情報交換会を企画すると、1回の場で複数社と接点を持てるため、訪問の効率も上がります。

手段

役割

電話

担当部署と担当者の特定、反応の確認

手紙

決裁者に用件を届ける

勉強会・情報交換会

業界の会社がまとめて集まる場を作る

訪問

近い地域の会社をまとめて回る

ディーノの支援現場での組み合わせ。

手順4|記録して当たり直す

当たり切った後も、断られた会社が終わりではありません。断られた理由と時期を記録し、時期と切り口を変えて当たり直します。限られた市場では、この当たり直しが2周目の商談を生みます。

よくある質問

Q. 対象が少ないのに、テストアプローチは必要?

必要です。最初に一部の会社でトークや手紙の反応を見てから全体に広げると、当たり方を誤って母集団を消費するリスクを減らせます。

Q. 断られた会社にもう一度当たっていい?

時期と切り口を変えれば問題ありません。断られた理由が「今は時期ではない」なら、記録した時期に改めて連絡します。

Q. 地方の企業も対象にできる?

できます。電話と手紙は地域を問わず使えます。訪問が必要な場合は、地域ごとにまとめて回る日程を組みます。

Q. 対象企業が限られる市場の開拓も外部に任せられる?

任せられます。ディーノの「オオテトル」は、業種・業態・企業規模の単位でターゲットを指定でき、1社ごとに接触の順序と間隔を設計して当たります。母集団が限られる市場では、テストアプローチで当たり方を確かめてから全体に広げます。

まとめ

対象企業が限られる市場では、母集団を全数列挙し、1社ずつ深く当たり切る設計が有効です。勉強会のような集まる場を作り、断られた会社には時期と切り口を変えて当たり直すことで、限られた市場から継続的に商談を生み出せます。

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